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『かもめの日』を読んだ [読書]

・黒川創著
・おそらく2006年5月12日の話。舞台は六本木、J-WAVEか。
・夜更けからまた次の日の夜までに起きる話。様々な人がすれ違ってゆく。
・ラジオのナビゲーター、アナウンサー、番組内朗読劇作家とその妻、ラジオ局のAD、ディレクター、プロデューサー、交通博物館学芸員、上層雲の研究員(巨漢)、絵理ちゃんとその両親。そして底に流れるのが女性初の宇宙飛行士 ワレンチナ・テレシコワ。

・それぞれ過去があって、問題もあって。知ってる人も知らない人もいて、いつの間にか関わっていたり。
・小説の構造が非常に重層的というか、立体的で、面白い。過去と現在、知らない者同士のすれ違い、作品内に出てくる劇中劇のような小説。
・なんとなく『彼女について知ることのすべて』を思い出した。ぜんぜん違う話なんだけど。淡々とした感じが、似ているのかもしれない。
・間に挟まれるニュースは事実だ(松井秀喜の骨折とかフロイド・パターソンの死とか)から、どこまでがフィクションなのか曖昧になる。

・だいぶ面白かった。


かもめの日 (新潮文庫)

かもめの日 (新潮文庫)

  • 作者: 黒川 創
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/09/29
  • メディア: 文庫



『たったひとつの冴えたやりかた 改訳版』を読んだ [読書]

・ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著、浅倉久志訳
・著者のジェイムズ・ティプトリー・ジュニア氏、こんな名前なのに女性とは!本名はアリス・B・シェルドン。
・今回読んだのは中編集『たったひとつの冴えたやりかた』全三編のうちの表題作を改訳・新装した一冊。装丁がとてもきれていです。

・16歳の少女キャスは父親からプレゼントされた宇宙船を改造して長距離飛行の旅に飛び出す。旅の途中でキャスはごく微小の細菌のような宇宙生物に寄生されてしまった!キャスと寄生生命体シルの交流が始まった。彼女らの運命は?そして彼女が決断した『たったひとつの冴えたやりかた』とは?

・名前は知ってるけど読んだことがなかった作品の一つ。こういう話だったのか。。。
・とてもいい話だ。結末がすごいことになってるけど、とてもいい話だ。


たったひとつの冴えたやりかた 改訳版

たったひとつの冴えたやりかた 改訳版

  • 作者: ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/08/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


『シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星』を読んだ [読書]

・池田秀一著。言わずと知れたシャア・アズナブル大佐。
・子役時代から現在までの氏の半生を自身が語ります。思い出深いセリフがそこここに散らばっています。

・機動戦士ガンダムとの関わりは、アムロ・レイのオーディションからだったそうで。池田秀一のアムロの可能性もあったんですかねぇ。
・石原裕次郎とは『秀先生』『裕先生』と呼び合う仲だった。

・ウィキペディアの氏の項目はだいぶ充実しているので、そこを読んでから本書を読むと新事実はそんなにないと感じるかもしれませnが、まぁ、『シャア・アズナブル著』ですから。ファースト世代の人はご一読ください。


シャアへの鎮魂歌 (廣済堂文庫)

シャアへの鎮魂歌 (廣済堂文庫)

  • 作者: 池田 秀一
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2009/10/30
  • メディア: 文庫



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『昭和史のおんな』を読んだ [読書]

・澤地久枝著

・東郷青児とその愛人盈子と宇野千代。
・出征兵士の後顧の憂いのないようにと自害した新妻。
・放蕩息子を殺害した母と娘と、保険金をかけていた父。
・堕胎罪に問われた女優、志賀暁子。
・ロシアに越境した夫の、残された病床の妻。
・チフス菌を塗布したかるかん饅頭を別れた夫に送った妻。
・『性の研究家』小倉清三郎の妻、ミチヨの満たされぬ日々。
・科学史家の妻、愛人、その子供と孫。

・8編の、それぞれの、決して日本史の問題には出ない、でも確かに昭和に生きていた女と、男の物語。
・放蕩息子を殺害した、いわゆる"日大生殺し"は太宰治が『花火』として小説にしている。
『花火』(青空文庫)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/264_20119.html

・東郷青児と宇野千代が付き合ってたなんて知らなかった。

・面白い話は一編もなくて、概ね暗い話だけど、非常に興味深く読みました。これもまた昭和史の一部。
・あとがきが、著者澤地氏の昭和史みたいなものになっています。


昭和史のおんな (文春文庫)

昭和史のおんな (文春文庫)

  • 作者: 澤地 久枝
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1984/04
  • メディア: 文庫



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『ボトルネック』を読んだ [読書]

・米澤穂信著。
・金沢に行くので金澤を舞台にした小説を読もうと、チョイスしたわけです。
・友人が命を落とした東尋坊に来たところ、意識を失ってしまった『ぼく』。気がつくと何故か金沢に戻ってきていた。帰宅してみるとそこにいたのは、生まれていないはずの姉だった。ここはパラレルワールドなのか?なにが違って、何が同じで、そして『ぼく』はどうすればよかったんだろう。。。
・ダーク小説。世の中から疎外感を感じている人は決して手にとってはいけない。絶対にいけない。
・語り口が軽いのですいすい読めるんだけど、それに騙される。実はとても暗い物語だった。
・途中で仕掛けがなんとなくわかるようにはなっているんだけど、決着の付け方がえらいハード。
・途中までは中高生向けライトノベルっぽいなぁ、と思ってたんたけど、とんでもない。中高生には読ませないように親御さんは気をつけてください。
・リンクはやめておこうか。
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『キリンヤガ』を読んだ [読書]

マイク・レズニック著

・開発により自然が失われ、急速に進む欧米化に違和感と危機感を持ったケニヤのキクユ族はある決断を下す。それは別の惑星に移住し、西洋文明に侵されない、『伝統的な』暮らしをすることだった。そこはキリンヤガと呼ばれ、部族長と"ムンドゥムグ"と呼ばれる祈祷師を中心とした彼らのユートピアだった。
・しかし移住から年が経ち、ムンドゥムグと民衆との間に微妙な距離が生まれ、やがて。。。

・西洋文明と伝統文化、若者と老人、父と子など、さまざまな対立と相克がある。もっと穏やかに解決できないものか。。。と思うんだけど、ムンドゥムグにしてみれば、『一つ許せばまた一つ許さなければならなくなり、やがて我々は黒いヨーロッパ人になってしまう』ということなのでしょうけど。

・非常に面白い。
・設定が『テラフォーミングされた惑星』ていうだけでこれがSFか?とも思うんだけど。面白いからいいのです。


キリンヤガ (ハヤカワ文庫SF)

キリンヤガ (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: マイク レズニック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 文庫



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『雑食動物のジレンマ』を読んだ [読書]

・マイケル・ポーラン著、ラッセル秀子訳

・『なんでも食べる』現代(アメリカ)人の食を問う一冊。

・昨年観た『キング・コーン(とうもろこしの国を行く)』というドキュメンタリーで知った衝撃の事実。アメリカは『小麦の国』だと思ってたら、実は『トウモロコシの国』だった(アメリカは世界の4割のトウモロコシを生産している)。

・食糧不足対策でトウモロコシ生産に補助金をアメリカ政府が出す → 損はないから農家はこぞってトウモロコシを作り始める → 市場で暴落して逆ざやになっても補助金が出るからどんどん作る → 単位面積当たりの収穫量を増やすために一代雑種の種を買い、化学肥料を使い、高額の農機具を使う → どんどん収穫されてトウモロコシがダブつく → 本来トウモロコシが使用されていなかった分野にトウモロコシが進出してゆく。家畜の餌、コーンシロップ、コーンスターチ、接着剤、自動車燃料(バイオエタノール)...
・しかも作付してるトウモロコシのほとんどは工業用・飼料用だから人間は食べられない(すごいまずい)。辺り一面見渡す限りトウモロコシなのに『食べられるものがない』、砂漠と一緒という不思議世界。
・トウモロコシを餌にすると牛はどんどん大きくなる。草を食べさせるよりずっと早く成長する。でも本来牛はトウモロコシを食べるような内臓にはなっていないから病気になりやすい → それを抑えるために餌に抗生物質を混ぜる → きちんと汚水処理がされないまま抗生物質入りの排泄物が川に → 抗生物質入りの水で育った魚が発生 → その魚、大丈夫?

・そこからアメリカのトウモロコシ産業に興味が湧き、本書を手に取ったというわけです。

・『雑食動物のジレンマ』とは何か。人類はなんでも食べる雑食動物。本来消化できなかったり毒だったりしたものも火を使ったり水で洗ったりして食べられるようにし、そのことを言語を使って伝承してきました。でも雑食動物の『なんでも食べられる』は『食べたら死ぬかも』という不安と常に背中合わせ。食べられるものが増えればそれだけ生存確率は上がる、でもこれ、食べたら死ぬかも、という。
・逆にユーカリしか食べないコアラや桑の葉しか食べないカイコは『単食動物』・それしか食べられないけど、食べ物があるかぎりは何も悩む必要がない。

・あと『雑食動物』というのは『知的好奇心が旺盛でなんでも学ぼうとする』という意味もあるそうで。そういう意味で、『いろいろ知ってしまうと食べられなくなってしまう』という意味でもあるのでしょうかね。『残酷な畜産の現状』に抗議するためにベジタリアンになったり。

・トウモロコシ産業を調べ、工業的畜産業に潜入し、工業的オーガニック農業と原理主義的オーガニック農業を体験し、ベジタリアンについて思いを巡らし、最後に著者はすべての食品を自分で取ってくる『完璧な食事』を作ろうとします。狩猟講習からスタート。そこでノブタを撃ち、キノコを取り、アワビを獲って海水から製塩して見えてきたものは。。。

・アメリカで日本の『普通の食事』をするのは大変なのだろうか。そこらへんは『訳者あとがき』で軽く触れられています。

・『目の前にあるこれは、食べていいのか?』。この本に答えは書いてないけど、考える端緒にはなるのではないでしょうか。

雑食動物のジレンマ 上──ある4つの食事の自然史

雑食動物のジレンマ 上──ある4つの食事の自然史

  • 作者: マイケル・ポーラン
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2009/10/23
  • メディア: 単行本



雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史

雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史

  • 作者: マイケル・ポーラン
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2009/10/23
  • メディア: 単行本



キング・コーン [DVD]

キング・コーン [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: DVD



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『暗殺者の惑星』を読んだ [読書]

・マイク・レズニック著、小川隆訳

・SF小説だ。
・惑星ワルプルギスIIIでは、様々な宗教が乱立していたが、共通しているのはすべて悪魔崇拝であるということ。その惑星に、多くの星で人類を『ただ殺し続けた男』、コンラッド・ブランドが流れつき、この星でもまた『ただ殺し続けて』いた。彼を脅威に感じた共和国は天才暗殺者・ジェリコにブランド殺害を依頼する。ジェリコはワルプルギスIIIに乗り込みブランド暗殺準備を進めてゆく。一方でジェリコの動きに気付いたワルプルギスIIIの刑事・ジョン・セイブルは『ただ法の順守のため』にジェリコを追跡する。。。

・『3,300万人を殺し、今なお多くの命を"ただ"奪っている男』、コンラッド・ブランド。しかし、彼を殺すために犯す殺人は犯罪か。
・大量虐殺者が悪で、彼を殺そうとする人間が正義だったら、その正義の暗殺者を阻む刑事、ジョン・セイブルは正義なのか、悪なのか。

・各章冒頭のコンラッド・ブランド名言集がすごい。
ひとり殺せば殺し屋でしかないが、数百万人を殺すものは征服者となり、ひとり残らず殺すものは神となる
殺人とは単なる感情の爆発でしかないが、大量虐殺ともなれば芸術である
悪に味方はなく、それゆえ悪は忠誠を気にかける必要がない
サタンとの契約を結ぶつもりなどない。自分より劣る相手は必要ないからだ
もしあと一時間しか生命がないといわれたら、まずまっ先にそういった男を殺してやる
もし血の色が緑だとすれば、わたしの好きな色は緑になるだろう


・すっごく面白かったけど、おおっぴらに『面白かった』って言うと、ちょっと精神を疑われてしまいそうな本ではあります。
・残酷描写などに隠れがちですが、伏線はちゃんと回収されてるし、トリックもふんだんに散りばめられてるし、ストーリーもきちんとしています。さすがヒューゴー賞作家です。


暗殺者の惑星 (新潮文庫)

暗殺者の惑星 (新潮文庫)

  • 作者: マイク・レズニック
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1985/04
  • メディア: 文庫



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『終電車ならとっくに行ってしまった』を読んだ [読書]

・フジモトマサル著
・今年すごくハマっているイラストレーター・漫画家・作家であるフジモトマサル氏のエッセイと漫画。
・4ページのエッセイ+2ページの漫画が全25編。
・可愛らしい絵柄に騙されてはいけない。『人の闇』があますところなく表現されている。
・この人のダークな作品って結構好きだ。『夢見ごこち』とかも黒かったけど、こっちの方がすごい。
・一気に読むとフジモトマサル氏の闇世界に侵食されて、心が暗澹として何もしたくなくなる可能性があるので、一日2、3編に留めておくのがいいと思います。


終電車ならとっくに行ってしまった

終電車ならとっくに行ってしまった

  • 作者: フジモト マサル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 単行本



夢みごこち

夢みごこち

  • 作者: フジモト マサル
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2011/01/30
  • メディア: コミック



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『オイアウエ漂流記』を読んだ [読書]

・荻原浩著。
・トンガ上空で消息を絶った小型機には10人の乗客が乗っていた。不時着し、無人島に流れ着いて彼らのサバイバルが始まった!
・流れ着いたのがリゾート開発会社の部長、課長、主任、部下と取引先の副社長、新婚のカップル、ガダルカナル慰霊に来た旧帝国軍人のおじいちゃんと孫、そして謎の外国人。あとセントバーナードが一頭。

・相変わらずの荻原テイストなのですが、今回は他作品と比べてジョークがあまり上滑りしていないように感じました。極限状態を描いているからでしょう。
・サバイバルモノ、無人島モノって、目的が『生きる』ことなので、当然その描写が多くを占め、結果ほとんど衣食住、特に『食』の話になっている。

・荻原氏、"ぐしゃっ"とか"ひゅー、ぽとん"とかの擬音をひらがなで表現する派だ。昔の、そうコバルト文庫時代の新井素子のよう。

・無人島に持っていっても役に立ちそうな一冊。

・解説は『南極料理人』の西村淳氏でした。ちょっと得した気分。


オイアウエ漂流記 (新潮文庫)

オイアウエ漂流記 (新潮文庫)

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/01/28
  • メディア: 文庫



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『今日もかき氷』を読んだ [読書]

・蒼井優著。
・都内を中心に全国各地のかき氷を紹介します。『CASA BRUTUS』に連載されていたものを加筆訂正したものだそうで。
・蒼井優とかき氷が好きな人にはたまらない一冊。yogiさんはどちらもそうでもないんだけど、なかなか楽しめました。
・映画『百万円と苦虫女』で『かき氷の才能がある』と言われたくらいのかき氷好き、蒼井優のかき氷への愛が詰まったフォトエッセイ。

・魅力的なかき氷写真がたくさん。スキャンして夏の壁紙にしようとおもいます。

・沖縄ではかき氷のことを"ぜんざい"と言う、という新知識が手に入ります。あ、今手に入っちゃいましたね。他にも天然氷を切り出す時期とかの知識も手に入ります。
・今思うと去年の7月に『男子ごはん』に蒼井優が出演してたのはこの本の宣伝だったのか。

・見てるだけで涼しくなれるので夏に向けて一冊備えておくのもいいかもしれません。蒼井優さんのお顔もも涼しげですしね。

今日もかき氷 (CASA BOOKS)

今日もかき氷 (CASA BOOKS)

  • 作者: 蒼井 優
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2011/07/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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『カイマナヒラの家』を読んだ [読書]

・池澤夏樹著。
・ハワイのカイマナヒラ(ダイヤモンドヘッド)近くの古い豪邸を修理しながら共同生活をしている人々と、長めの休暇を取ってはハワイ(現地語でハワイイ)でサーフィンをしに来る『ぼく』との交流を描きます。
・池澤夏樹氏、小説家であり詩人。文章がすごく詩人っぽい。非常にリズム感がある。先日読んだ田村隆一氏の文章に通じるものがある。
・詩人の言葉の選び方、文章の書き方っていうのは、どこか共通点があるんだろうなぁ。yogiさんの文章がエンジニアっぽくなるのと一緒。
・yogiさんは心が汚れきった大人なのですが、それが砂浜の波に洗われて、ちょっとキレイになった気がします。
・『この物語の登場人物はすべて架空であり作者の想像の産物であるが、家は実在した。』だそうで。
・ハワイイに行く機会があれば(『近いうちに行きたい』ともう5年くらい思ってる)この『カイマナヒラの家』のあたりに行ってみたいと思います。


カイマナヒラの家 (集英社文庫)

カイマナヒラの家 (集英社文庫)

  • 作者: 芝田 満之
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/02/20
  • メディア: 文庫



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『ストロボ』を読んだ [読書]

・真保裕一著。

・カメラマン喜多川光司(本名: 北川浩二)の半生を50歳から、42、37、31、22と振り返ってゆく5編の物語。
・巻頭に第5章がきて、最後が第1章、というつくり。
・北川浩二という男が縦軸で、カメラマン喜多川光司が横軸にある物語で、50歳から20代へ遡ってゆくことによって彼の物語が解きほぐれてゆく。

・とても良い作品。勢いがあるし、読みやすい。時代背景を描いているのでイメージもしやすいし。
・世のすべての男性におすすめの一冊です。


ストロボ (新潮文庫)

ストロボ (新潮文庫)

  • 作者: 真保 裕一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫



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『フローリストは探偵中』を読んだ [読書]

・ジャニス・ハリソン著/ 野口百合子訳
・花屋のブレッタは1年前に夫に先立たれ、以来仕事とダイエットに励む日々。50kgのダイエットに成功したけど、それを見てくれる夫はもういない。
・そんな中、花を作っていたアーミッシュが殺害される。素人探偵を始めるブレッタだったが。。。

・訳者が以前読んだ『煉獄の丘』の人だった。

『煉獄の丘』を読んだ(so-net blog yogi)
http://yogi.blog.so-net.ne.jp/2007-08-19

・『ガーデニング・ミステリー』『花屋探偵』という字面からは想像できない本格ミステリー。
・ダイエット、フラワービジネス、アーミッシュについての知識がちょっとつきます。

フローリストは探偵中 (集英社文庫)

フローリストは探偵中 (集英社文庫)

  • 作者: ジャニス・ハリソン
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/09/20
  • メディア: 文庫



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『二週間の休暇』を読んだ [読書]

・フジモトマサル著。

・フジモトマサル初の長編漫画、だそうで。
・気がつくと鳥の世界で暮らしていた日菜子。町を散歩し、料理を作ってのんびり時間が過ぎてゆく。
・『飛ばない』鳥の世界。彼女がここに来た理由は?そしてそこで何を見つけるのか。
主な登場人物

日菜子: 会社員。鳥の世界に迷い込む
お母さん: 日菜子の母親。日菜子と同居している
真由美: 日菜子の小学校の頃の友人。鳥が好き
玉ちゃん: 日菜子が飼っている長寿猫。26歳。オス。そろそろ27歳

[鳥の世界の住人]
ロンゴ: 日菜子の隣の部屋に住んでいる。町の遺跡を長く発掘している
よもぎ: フリーペーパー『月刊わが町』を発行している
長老: 日菜子が住むマンションの一番の古株。歳はそれほどとっていない
フクロウ: ニライ書房経営。自ら執筆もする
黒い鳥: 日菜子を鳥の世界に誘う

・淡々とストーリーが進み、ドキッとして、ホッとする。
・とてもいい作品。これほどほんわかした作品は吉本ばななの『ハゴロモ』以来かもしれない。もうちょっとメジャーなものに例えると、『かもめ食堂』とか、かなぁ。

・映画化とかすればいいのに。ジブリとかで。
・みんなに読んで欲しい本。超おすすめ。ぜひぜひ。


二週間の休暇 (MouRa)

二週間の休暇 (MouRa)

  • 作者: フジモト マサル
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/10/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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