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『不死症(アンデッド)』を読んだ [読書]

おもしろ度☆☆☆☆☆
おすすめ度☆☆☆☆☆
お役立ち度★☆☆☆☆

・周木律著

・岐阜と長野の県境にある医薬品メーカーの研究所で不老不死研究をしていた泉夏樹博士。誤って不老不死になる原虫を蒔いてしまった。博士は記憶を失い、気付いた時には大量の不死化した人間(本作ではウェンディゴと称される)が襲いかかる。生き残った人々と協力してアンデッドを斃しつつ、次第に蘇る記憶を辿りアンデッドをもとの人間に戻そうとした泉博士。意識を取り戻したアンデッド達は、若返った後急激に老化し、死亡してしまった。研究所の入口を厳重に囲んでいた自衛隊の責任者とともに現状を説明しようとしたが、突然現場に現れた総理大臣に責任者が射殺されてしまう。時は流れて三十数年後、変わらず自衛隊に包囲され続けている研究所から一人の少女が現れる。彼女は完全なる不老不死を成功させ、若返った泉博士だった。彼女は不老不死を願う、超長期政権を実現させている総理大臣の前で拳銃自殺を図るのであった。

もう、なんだこれ。よく出版したなぁ。実業之日本社。
・yogiさんの読書歴の中で、オールタイムワースト5くらいに入りそう。
逆に今までyogiさん、本に恵まれてた。巧みに地雷を避けてた。

アンデッドがとにかく弱い!女性が20も30も倒せるかというと、疑問。
・昨日まで机を並べて共に仕事をしていたであろうアンデッドを斃すのになんの躊躇も見せないのもなぁ。味わい浅い。
40年の超長期政権っていうのもすごいけど、首相が最前線に出て自衛隊の現場責任者を射殺しちゃうっていうのがもう大変。監視・調査中に自衛隊員はワイン飲み始めちゃうし。寝ちゃうし。この作品がダメな原因は、自衛隊と政権のディティールが雑だからだと思う。

・不老不死、どうせテロメアがどうとかいうんだろ、と思ったらその通りだった。
・記憶喪失、どうせストーリーに合わせて都合よく思い出していくんだろ、と思ったらその通りだった。
・カバーアートがカッコイイから期待してしまったんだよー。もー。

『主人公を記憶喪失にして放り出す』作品、ハズレが多い、気がする。『メイズランナー』とか。忘れたり思い出したりが思いのままだから、ご都合主義に感じてしまうんだな。
読みやすさ、スピード感は一級品なので、映像化したら意外と面白いかもしれない。一気読みできます。
本書は『ここがひどいよー』『ここもひどいよー』『時間返せー』と読んだ人同士の愚痴大会で盛り上がれる、というメリットがあります。Amazonなどのレビュー欄は大盛況。だからお役立ち度に★一つ。


不死症 (実業之日本社文庫)

不死症 (実業之日本社文庫)

  • 作者: 周木 律
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2016/06/03
  • メディア: 文庫



不死症 (実業之日本社文庫)

不死症 (実業之日本社文庫)

  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2016/06/02
  • メディア: Kindle版



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